SyFuのインブリード(Inbreeding)とは?4段階ランク判定とOrigin/Elite活用の完全解説

SyFuのBreedを進めていくと、「同じMANEKINEKO個体が血統表の中で重なる」ケースに遭遇します。これがインブリード(Inbreeding、近親配合)です。「インブリードは避けるべきなのか、それとも積極的に狙う戦略があるのか」という疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

結論としては、インブリードは通常個体では避ける方が無難、Origin / Elite個体では戦略的に狙う余地がある、という二面性を持つ仕組みです。この記事では、Stable / Golden / Danger / Forbiddenの4段階ランク、メインインブリードの決定ルール、ニックスとの複合判定、Origin / EliteのSpecial Risk活用までを、docs 9.9の内容に沿って整理します。

目次

インブリードとは?血統表の中で同じ個体が重なる仕組み

インブリードとは、BreedのLeft・Right本人および血統表(Pedigree)の中に、同一のMANEKINEKO個体が重なって現れる状態を指します。日本語では「近親配合」と呼ばれることもあります。

ここで重要なのは、判定基準が血統名ではなく個体識別コード(tokenId)である点です。たとえばLeftとRightの双方に「Cobalt」という血統名を持つMANEKINEKOがいたとしても、tokenIdが異なる別個体であればインブリードには該当しません。逆に、同じtokenIdの個体が血統表の中で複数回登場していれば、インブリードとして判定されます。

ニックス(Nicks)と混同されがちですが、両者は判定対象が異なります。ニックスは血統グループの相性(Z / L / V / Nといった血統系統同士の組み合わせ)を見る仕組みであるのに対し、インブリードは同一個体の重なりを見る仕組みです。ニックスの詳細についてはニックス解説ページを参照してください。

インブリード判定で見る範囲|血統表4Gまでが対象

インブリードの判定対象は、以下の範囲に登場するMANEKINEKO個体です。

  • Left本人 / Right本人
  • Leftの血統表(1G〜4G)
  • Rightの血統表(1G〜4G)

血統表は4Gまで表示されるため、それより深い世代に同じ個体が存在していたとしても、インブリード判定の対象外となります。血統表の見方や1G〜4Gの表示ルールはBreed基本ガイドで解説しています。

つまりインブリード戦略を考える際は、「4Gまでに映る範囲で同じtokenIdが登場するか」を基準に、LeftとRightの組み合わせを検討することになります。

インブリードの4段階ランク|世代の近さで影響が変わる

インブリードは、重なった個体の世代の近さによって4段階のランクに分類されます。数字が小さい世代ほど現世代に近く、影響が強くなります。

ランク世代組み合わせ
Stable4G × 4G
Golden3G × 4G / 4G × 3G
Danger3G × 3G / 2G × 4G / 4G × 2G
Forbidden2G × 2G / 2G × 3G / 3G × 2G / 1G × 任意世代

ここで注意したいのは、2G × 4GはDanger、2G × 3GはForbiddenという境界です。世代番号の合計ではなく、docs 9.9で定義された組み合わせの通りにランクが決まります。

また1G × 任意世代は世代の遠近を問わずすべてForbiddenに該当します。Left本人・Right本人はそれぞれ相手側の血統表では1Gに位置するため、この組み合わせはBreedの直系上で発生し得ることになります。

メインインブリード|複数候補から1つを選ぶ優先順位

1回のBreedで複数のインブリード候補が同時に見つかることがあります。この場合、そのうち1つが「メインインブリード」として選ばれ、Breed結果への影響はメインインブリードを基準に判定されます。

メインインブリードは、以下の優先順位で決定されます。

  1. インブリードランク: Forbidden > Danger > Golden > Stable の順にランクが高いものを優先
  2. 世代の近さ: 同ランク内で、より近い世代で成立しているインブリードを優先
  3. 重複個体の属性: 重なっている個体がOrigin / Eliteである候補を優先
  4. 仕様上の判定順: 上記条件が同じ場合、仕様で定められた判定順により1つに決定

つまり、たとえStable相当の穏やかなインブリードが複数あっても、Forbiddenが1つでも成立していればそちらがメインとして扱われます。Breedの結果を予測するには、この優先順位でどの候補がメインになるかを見極める必要があります。

Stable / Goldenの扱い|遠い世代の重なりは基本的にセーフ

Stable / Goldenは、4G × 4G や 3G × 4G といった血統表の奥側で成立するインブリードです。世代が遠いため、ブリードへの影響は比較的穏やかです。ただし、重なっている個体が通常個体かOrigin / Eliteかによって扱いが変わります。

個体の種類ニックス効果追加の抽選補正呼称
通常個体通常有効なし(Stable / Golden単独では追加の上振れは発生しない)
Origin個体通常有効Pランク抽選+Rare抽選の上振れ対象Origin Goodインブリード
Elite個体通常有効Pランク抽選+Rare抽選の上振れ対象Elite Goodインブリード

通常個体でStable / Goldenが成立しても、ニックスが通常通り効くだけで、インブリード起点の追加ボーナスは発生しません。一方、Origin / Eliteの重なりで成立した場合は「Goodインブリード(Origin / Elite個体がStable / Goldenで重なるインブリード)」として、Pランク抽選とRare抽選が上振れする対象となります。

Origin / Eliteを保有している場合、Stable / Goldenを意図的に狙う戦略が成立する余地があるのはこのためです。Origin / Eliteの基本仕様はMANEKINEKO NFTガイドで解説しています。

Danger / Forbiddenの扱い|近い世代の重なりが持つ二面性

Danger / Forbiddenは、3G × 3G や 2G × 2G といった近い世代で成立するインブリードです。「近親配合」というイメージから避けるべきものと捉えられがちですが、個体の種類によって扱いが大きく変わります。

個体の種類ニックス効果特殊判定呼称
通常個体無効なし(P4やRareを狙う特殊判定は発生しない)
Origin個体無効低確率でP4やRareを狙う特殊判定Origin Special Riskインブリード
Elite個体無効低確率でP4やRareを狙う特殊判定Elite Special Riskインブリード

通常個体の場合、Danger / Forbiddenが成立するとニックス効果が無効となり、追加の抽選補正もありません。ニックスを積み上げて有利にBreedを進めたい局面では、避ける方向の判断が無難です。

Origin / Eliteの場合、Danger / Forbiddenの重なりは「Special Riskインブリード(Origin / Elite個体がDanger / Forbiddenで重なるインブリード)」として、低確率でP4やRareを狙える特殊判定の対象になります。ニックス効果が無効になる点は同じですが、その代わりに尖った上振れ狙いのルートが開かれる形です。

Special Riskで抽選に外れた場合の扱い

Special Riskの特殊判定は低確率のため、外れるケースの方が多くなります。ここで押さえておきたいのは、Special Riskで抽選に外れてもBreedそのものが失敗になるわけではないという点です。

抽選に外れた場合、Special RiskによるP4上振れは発生せず、ニックス効果を含まない通常のPランク抽選結果として処理されます。つまり「上振れは狙えなかったが、Breed自体は成立して子個体が生まれる」という結果になります。ここを誤解して「Special Risk = 全損リスク」と捉える必要はありません。

ニックスとの複合判定|インブリードのランクでニックスの効き方が変わる

インブリードとニックスは、それぞれ独立した判定ではなく、複合して結果に影響します。以下の5パターンで整理できます。

状態ニックス効果インブリード側の扱い
インブリードなし有効ニックス本数でPランク抽選に関係
通常個体のStable / Golden有効ニックス通常有効、追加上振れなし
Origin / EliteのStable / Golden有効GoodインブリードでPランク+Rare上振れ
通常個体のDanger / Forbidden無効ニックス効果なしで判定
Origin / EliteのDanger / Forbidden無効Special Riskで特殊判定対象

ここで重要なのがGenesis premiumの扱いです。Genesis premiumもDanger / Forbiddenインブリードが成立している場合は無効化されます。ニックス本体だけでなくGenesis premium由来の補正もオフになるため、通常個体でDanger / Forbiddenが発生する状況は、抽選面ではかなり不利な条件となります。

ニックス本体・Genesis premium・有効ニックス採用ルールの詳細は、ニックス解説ページで個別に解説しています。

具体例で見る複合判定

  • 例1(通常個体のケース): 同じ[L] Cobalt-8e2A(tokenIdで一意に識別される通常個体)が、Leftの3GとRightの3Gに現れる。この場合は3G × 3GのDangerインブリードが成立し、通常個体のためニックス効果は無効。追加の特殊判定もないため、Pランクはニックス効果を含まない通常抽選で決まります。
  • 例2(Origin個体のケース): あるOrigin個体が、Leftの4GとRightの4Gに現れる。この場合は4G × 4GのStableでOrigin Goodインブリードが成立し、ニックスは通常有効、加えてPランク抽選とRare抽選の上振れ対象となります。

OGの場合の扱い|インブリード側では特別補正なし

OG(Original Generation)は新しい血統を発生させる入口として重要な位置づけを持ちますが、インブリード判定においてはOrigin / Eliteのような特別補正を持ちません

OG個体が同じtokenIdで血統表内に重なる場合、そのインブリードは「通常個体のインブリード」として扱われます。つまり、OG × OGのStable / GoldenであってもGoodインブリードにはならず、OG × OGのDanger / ForbiddenであってもSpecial Riskインブリードにはなりません。

「OGは希少だからインブリード側でも有利になるはず」と直感的に考えてしまいがちですが、docs 9.9の仕様上、OGの補正はインブリード側には存在しません。OGの血統上の位置づけや、Origin / Genesis との違いはBreed基本ガイドの該当セクションで整理しています。

インブリードを意識したブリード戦略のヒント

ここまでの仕様を踏まえると、インブリードを軸としたブリード戦略にはいくつかの方向性が考えられます。以下は「必ずこうすべき」というものではなく、個体構成や目的に応じた選択肢としてご覧ください。

  • 通常個体で近親配合を積極的に狙う理由は薄い: 通常個体でStable / Goldenを狙っても追加上振れはなく、Danger / Forbiddenを引くとニックス効果が無効になります。通常個体同士のBreedでは、インブリードを避けてニックスを積み上げる方針が選択肢に入ります。
  • Origin / Eliteを持っている場合はGoodインブリード狙いが成立する: 手持ちにOrigin / Elite個体があれば、その個体を血統表内で4G × 4Gや3G × 4Gに重ねる組み合わせを組むことで、Pランク+Rare抽選の上振れを狙える可能性があります。
  • Special Riskは低確率狙いの尖った戦略: Origin / EliteのDanger / Forbiddenは、P4やRareを低確率で狙える特殊判定です。ただし抽選外れ時は通常のPランク抽選結果に戻るため、「一発逆転」というより「通常抽選+おまけの上振れ抽選」に近い位置づけと捉える方が実態に沿います。
  • メインインブリードの優先順位を意識する: 複数候補があるBreedでは、意図しないForbiddenがメインインブリードとして選ばれてしまうケースもあります。血統表を確認し、どの候補がメインになるかを事前に把握しておくと戦略が立てやすくなります。

まとめ|インブリードは避けるものでも狙うものでもなく、個体で変わる

インブリードの要点を整理します。

  • インブリードは血統表内で同一の**個体識別コード(tokenId)**を持つMANEKINEKOが重なる状態を指し、血統名では判定されません
  • 判定対象はLeft・Right本人と両者の血統表(1G〜4G)まで
  • ランクは世代の近さでStable / Golden / Danger / Forbiddenの4段階
  • 複数候補があるとメインインブリードが1つ選ばれ、優先順位はランク→世代→Origin/Elite→仕様順
  • Stable / Goldenは通常個体では中立、Origin / EliteならGoodインブリードで上振れ対象
  • Danger / Forbiddenは通常個体ではニックス効果無効、Origin / EliteならSpecial Riskで特殊判定対象
  • Special Risk外れ時は通常のPランク抽選結果となり、Breed失敗ではない
  • Genesis premiumもDanger / Forbiddenで無効化される
  • OGはインブリード側では特別補正を持たず、通常個体のインブリードとして扱われる

インブリードは「避けるもの」でも「狙うもの」でもなく、どの個体を使うかで意味が変わる仕組みです。手持ちのMANEKINEKO構成に応じて、ニックス重視で組むのか、Goodインブリードを狙うのか、Special Riskに賭けるのかを選択することになります。

次のステップとして、ニックスの詳細はニックス解説ページ、Breed全体の流れはBreed基本ガイドをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 同じGenesis血統を持つ2体なら、それだけでインブリードですか?

A. いいえ。インブリードは血統名ではなく個体識別コード(tokenId)で判定されます。同じ「Genesis」という血統名であっても、tokenIdが異なる別個体であればインブリードには該当しません。

Q. Danger / Forbiddenは絶対に避けるべきですか?

A. 通常個体では避ける方が無難です。ニックス効果もGenesis premiumも無効化されるため、抽選面で不利になります。一方でOrigin / Eliteが重なっている場合は、Special Riskとして低確率でP4やRareを狙う戦略が成立する余地があります。

Q. 複数のインブリード候補があるとき、どれが効きますか?

A. メインインブリード1つが基準となります。優先順位は「インブリードランク(Forbidden > Danger > Golden > Stable)」→「世代の近さ」→「Origin / Eliteである」→「仕様上の判定順」の順に決定されます。

Q. OGを重ねてもGoodインブリードになりますか?

A. なりません。OGはインブリード側でOrigin / Eliteのような特別補正を持たないため、OG個体の重なりは通常個体のインブリードとして扱われます。

Q. Special Riskで抽選に外れたらBreed失敗ですか?

A. いいえ、失敗ではありません。Special Riskの特殊判定に外れた場合は、Special RiskによるP4上振れは発生せず、ニックス効果を含まない通常のPランク抽選結果として処理されます。Breed自体は成立し、子個体は生まれます。


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